経営業務の管理責任者に関する知識(1)

2014-05-21
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経営業務の管理責任者の交代要員を育成について

経営業務の管理責任者(以下:経管と呼びます)が万が一いなくなった場合に備えて、経管になれる者を育成しておくなどのリスク管理をしておきましょう。

大手企業の場合、常勤の取締役が多くいるので心配はありません。しかし、常勤の取締役が少ない会社や個人事業主さんにとって、経管が欠けることは事業存続の危機に立たされることがあります。

小規模な会社

1.代表者の奥さまか後継者の方(ご子息も可)を取締役として登記することをお勧めします。5年経過すれば、経管になれます。
2.取締役の員数を増やしておくことも大事です。
3.代表者親族以外でも有能な従業員を取締役に選任します。
この場合、従業員兼役員でも役員報酬はきちんと計上し、決算書にも反映させましょう。

個人事業主さんの場合

1.後継者を支配人として登記するといいです。
2.後継者には専従者として相当額の給与を渡し、確定申告書の給料賃金の内訳欄または専従者給与の内訳欄に記載することです。
3.個人事業主から法人化して、後継者を取締役として登記することをお勧めします。

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