内装仕上工事業
建設業許可には、28種類の業種があります。
ここでは、『内装仕上工事』について、要点をまとめます。
略語
『内』
建設工事の種類
内装仕上工事
建設業の種類
内装仕上工事業
内容
木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、すすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事
例示
インテリア工事、天井仕上工事、壁張り工事、内装間仕切り工事、床仕上工事、たたみ工事、ふすま工事、家具工事、防音工事
・「家具工事」とは
建築物に家具を据付け又は家具の材料を現場にて加工もしくは組み立てて据付ける工事のことです。
・「防音工事」とは
建築物における通常の防音工事のことです。ホール等の構造的に音響効果を目的とするものは含まれません。
他の建設工事業種と混同しやすいもの
リフォーム等で増改築などを行った場合は「建築一式工事」、木材を柱や壁などに使用した場合は「大工工事」、他に「管工事」や「屋根工事」に分類される場合もあります。
専任技術者になることができるのは
営業所に常勤する専任技術者には、10年の実務経験を有する技術者などのほかに、次のような資格を有することでなることができます(一般建設業の場合)。
・建築施工管理技士(1級/2級(仕上げ))
・建築士(1級/2級)
・技能検定(畳製作・畳工)
・技能検定(内装仕上げ施工・カーテン施工・天井仕上げ施工・床仕上施工・表装・表具・表具工)
内装仕上工事業の建設業許可を取得するには
「内装仕上工事業」の建設業許可を取得するには、次の5つの要件を満たす方法が一般的です。
① 「内装仕上工事業」の会社の役員または個人事業主を5年以上経験している
② 「内装仕上工事業」の技術者としての経験を10年以上積んでいる
③ 銀行預金が500万円以上ある
④ 不誠実でない
⑤ 欠格事由に該当しない
①の役員や事業主の経験は、合算でも大丈夫です。
また、他の業種の経営経験もクリアする方法があります。
②は、国家資格でクリアする方法などもあります。
③は、決算書の「純資産」という額でもクリアできます。
その他、いろいろな方法がありますので、お気軽に質問してください。
あわせて取得したほうが良い工事業種
建設工事は1つの業種だけで進められる場合はまれです。
それぞれの許可を持つ専門工事業者が受け持つことになりますが、関連する業種であればあわせて取得しておくことで、事業の競争力や信頼がアップします。
やみくもに、取得することが出来そうな許可を取得してもあまり効果がありませんので、次のようなポイントに絞って検討されると効果的です。
① メインとなる工事とは別に、許可が不要な軽微な工事を施工している場合
② 付帯工事として、関連受注及び自社施工している場合
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「内装仕上工事業」に合わせて取得したほうがいよい工事業種は、下請けとして工事を請け負う場合は「建具工事」、元請として工事を請け負う場合は「建築一式工事」が考えられます。
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