建設業許可の状況

2014-07-02
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「建設業許可業者は、一体何社ほどあるのだろう?」
そんな素朴な疑問で、ついついパソコンで調べてみました。

「国土交通省」のサイトをみると、毎年建設業許可業者の調査を行っていることがわかりました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000159.html

平成25年3月のデータですが、全国の建設業許可業者数は、469,900業者で、昨年より13,700業者程減っているとのことです。
最も許可業者の多かった平成12年と比べると、13万社ほど減っています。

許可の要件として、経管5年以上、資本金(または銀行残高)が500万円以上など挙げられますが、新規許可取得より廃業など許可取り消しなどの方が多い実態が分かりました。新規は17,000業者程度に対し、廃業等は30,000業者を超えています。

アベノミクス効果で公共工事は増えていると思えましたが、許可業者が減っていく現状を見ると、少しさびしいものがあります。許可を取得するのに、経営管理の責任者として5年以上であったり、財産的要件として資本金あるいは現金残高が500万円以上とハードルが高いのですが、それでも新規より廃業等の方が高いというのは、業界の厳しさの一端を見た感じです。

これから詳細ということで、まず都道府県別で見てみると、
東京都  43,690業者
大阪府  36,270
神奈川県 26,829

と神奈川県は全国で3番目に建設業許可業者が多いことになります。

続けて業種別で見てみると、

建築工事業 164,038業者
とび・土工 157,157
土木工事  134,480

の順となっています。

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